出張買取テレアポのアポ率を上げる!成果に繋がる7つの具体的な工夫と改善術

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毎日懸命にテレアポを続けているのに、なかなかアポイントに繋がらない…。アポ取得率(アポ率)が低いままだと、だんだん自信もなくなってきますよね。しかし、この悩みもあなただけが抱えるものではありません。テレアポは短期間で結果を出すのが難しく、多くの人がどこかで壁にぶつかえます。そこで本章では、出張買取のテレアポでアポ率を上げるためのコツを具体的に紹介します。ポイントを押さえて工夫すれば、今よりきっとアポイント獲得率が上がるはずです。焦らず一つ一つ試してみましょう。

1. トークスクリプトの内容を見直す

アポ率アップの第一のポイントは、やはりトークスクリプトの見直しです。何のために電話しているのか、アポを取るためにどんな流れで話すべきか、基本に立ち返ってスクリプトを再構成してみましょう。テレアポの成功率を高めるには8つの方法が挙げられますが、その筆頭が「売り込みをしない」「断られる理由を作らない」といったポイントです。具体的には、電話では必要以上の情報を与えず、「ご案内したいので一度お会いできませんか?」ということだけを伝えればOKです。商品の詳細や価格を長々と話してしまうと、「うちにはニーズがないから」「ちょっと高いかな」と断る理由を相手に与えてしまいます。電話ではあれこれ説明しすぎず、「直接会って詳しく説明したい」というスタンスで臨みましょう。

また、スクリプトは固定せず相手に合わせて変化させることも大切です。年配の方にはゆっくり丁寧に、忙しそうな人には簡潔に要点だけ話すなど、相手の反応を見ながら柔軟にトークを調整しましょう。「このお客様にはこのフレーズが響くかな?」と考えながら話すだけでも、画一的にマニュアルを読み上げるのとは手応えが違うはずです。常に相手目線を意識し、スクリプトの文言もアップデートし続けてください。

2. 架電するタイミングを工夫する

同じリスト、同じトークでも、電話をかけるタイミングによってアポ率は大きく変わります。相手が忙しい時間帯に架電しても断られる可能性が高いのは当然ですよね。では、出張買取テレアポではどんな時間帯が狙い目でしょうか。

一概には言えませんが、一般家庭を対象とする場合、平日の日中~夕方前が比較的電話が繋がりやすいでしょう。具体的には、午前10~11時頃や午後2~4時頃がおすすめです(これは企業相手のテレアポでも繋がりやすい時間帯とされています)。午前中は朝の家事が一段落し、午後も夕飯準備前の少し余裕がある時間帯です。逆に避けるべきは、早朝や夜間、そしてお昼どき。早朝・夜は非常識ですし、お昼時に電話すると「今ご飯中だから」とさっと切られてしまう可能性が高いです。

土日祝に架ける場合は、在宅率は高まりますが家族団欒中のことも多いので、これも慎重に判断しましょう。テスト的に土曜午前に架けてみて反応を見る、といったことも有効です。いずれにせよ、相手の生活リズムを考えて時間帯を選ぶのが大切です。過去にアポが取れた時間を分析してみると、自分なりの「ゴールデンタイム」が見えてくるかもしれません。

3. ターゲットリストを精査する

一口に「出張買取」といっても、電話をかける相手全員が等しく見込み客というわけではありません。効率よくアポを取るには、架電先のリスト自体を見直す必要があります。つまり、よりアポにつながりやすいターゲットに絞って電話をかけるということです。

例えば、過去に一度でも利用してくれたお客様や、問い合わせフォームから連絡をくれた方へのフォローコールは優先度が高いです。それ以外にも、チラシやWEB経由でキャンペーンに応募してくれた人がいれば、その方々は興味関心が高いはずなので積極的に電話してみるべきでしょう。

逆に、まったく接点のない名簿に端から架けている場合は、属性で絞り込みをしてみましょう。「戸建てにお住まいの高齢者」「ここ半年で不用品回収サービスを利用した人」など、何らかのニーズがありそうな条件でリストをセグメント化します。ニーズのない相手にいくら電話をしてもアポ率は上がりません。たとえば、家具の出張買取をメインにしているなら新築マンションに入居したばかりの若い世代より、実家の整理を検討している高齢者世帯の方が刺さる可能性が高いですよね。このように、自社サービスの特性に合った顧客層を明確にし、そこに絞ったリストを作ることが重要です。場合によっては、市場データや名簿業者のサービスを活用してリストの質を高めるのも有効でしょう。

リストの質を高める

4. 別のアプローチを組み合わせる

電話一本だけでなく、他のアプローチ手段と組み合わせることでアポ率を高められる場合もあります。例えば、架電前に一度資料やDM(ダイレクトメール)を郵送しておく方法です。あらかじめ「○月○日にお電話します、○○買取の△△です」と書かれたハガキやメールを送っておけば、相手も心の準備ができます。電話が来た瞬間に「なんだ営業か!」と警戒されるリスクを下げる効果があります。

また、リスティング広告やSNSで接触した後に電話をするのも一つの手です。最近では公式LINEやメールマガジン等でお客様と繋がり、そこでアポイント希望を募るやり方もあります。電話以外のチャネルで前情報を伝えておくと、相手も「そういえばこの間LINEでメッセージが来てたな」と思い出してくれるかもしれません。

他には、留守電の活用も工夫次第です。全く話せず留守電になってしまった場合でも、短いメッセージを残すことで折り返してもらえる可能性があります。「○○リサイクルショップの△△です。この度はご案内がありお電話しました。また改めますのでよろしくお願いします」と感じよく吹き込んでおけば、後で掛け直したときに「ああ留守電の人ね」と思い出してもらえるかもしれません。もちろん、無理に掛け直しを促すのではなく印象付けに留めるのがポイントです。

5. 信頼される話し方・対応を心がける

テレアポにおいて、相手からの信頼感を得ることは極めて重要です。信頼されないままでは会ってすらもらえません。では、電話口で信頼を得るには何が必要でしょうか。

まず、名乗りと挨拶をきちんとすること。基本中の基本ですが、焦ると飛ばしてしまう人もいます。「○○会社の△△と申します。突然のお電話失礼いたします」と丁寧に伝えるだけで、相手の警戒心はだいぶ和らぎます。「誰だか分からない怪しい人」という印象を避ける意味でも、ここは徹底しましょう。

次に、相手に不信感を与えないトークを心がけることです。たとえば「今だけおトクです!」「絶対損はさせません!」など極端にセールス色の強い言葉は逆効果です。「そんなにいい話なら怪しい…」と思われてしまいます。そうではなく、「以前ご近所で○○の査定をさせていただいて好評でしたので…」など、さりげなく実績や事例を交えて話すと、「うちだけじゃないんだ」と安心感を持ってもらえます。他社の事例を紹介することで興味を喚起する手法も有効です。

さらに、相手の話をきちんと聞く姿勢も信頼構築には欠かせません。こちらが話したいことを一方的に捲し立ててしまうと、「押しが強い営業だな」という印象に。そうではなく、相手が口を挟んだらしっかり耳を傾けましょう。「実は実家の片付けを検討してて…」といった言葉が引き出せればチャンスです。じっくり悩みを聞いた上で、それに応える形でサービスを提案すれば、相手も心を開いてくれます。

6. アポイント獲得に集中する

テレアポの最終目標は商品やサービスを売ることではなく、お客様と直接会う約束(アポイント)を取り付けることです。ここを忘れてしまうと、つい電話の中で売り込みすぎてしまい失敗します。「この電話で契約までこぎつけよう」などとは思わず、とにかく会ってもらうことだけにフォーカスしましょう。

具体的には、電話中にサービスの詳細や料金説明を深追いしないことです。「詳しいご説明はお会いした際にさせてください」と繰り返し、アポ取りに話題を集中させます。電話で興味を引くのは難しくても、実際に会えばきちんと話を聞いてもらえる可能性は高まります。ですから、「まずはお伺いして査定だけでもさせていただけませんか?」という一点張りでOKです。電話を切る間際まで訪問の提案が出てこないのは問題外ですので、序盤から要所要所で小さくクロージングを入れていきましょう。

また、クロージング手法も工夫しましょう。例えば、アポイントの日程を決める際、「いつがご都合よろしいでしょうか?」と尋ねると、「またこちらから連絡します」と逃げられてしまうことがあります。そうではなく、「明日か明後日でしたらどちらがよろしいですか?」「午前と午後でしたらご都合良いのはどちらですか?」と選択肢を提示する方法が効果的です。これは営業の定石ですが、「NO」と言わせにくくするテクニックです。相手に主導権を委ねすぎず、こちらから2つか3つ選択肢を出すことで、その中から選んでもらいやすくなります。

7. 振り返りと改善を続ける

アポ率を上げるには、一度や二度で諦めず継続的に改善を続けることが大切です。テレアポはある意味数字で管理できるゲームのような側面もあります。何件架けて何件アポが取れたか、常にデータを取りながら試行錯誤してみましょう。たとえば、100件架電ごとにトークや時間帯、切り出し文句を変えてみて、成果を比較します。「火曜午前は反応が良い」「このフレーズに変えたら少し会話が続くようになった」等、自分なりの仮説検証を繰り返すのです。

そして、その結果をチームで共有するのも忘れずに。メンバー同士で成功談・失敗談を教え合えば、皆で学習できて効率的です。ある人の成功事例は他の人にとっても役立つヒントになりますし、失敗談からリスクを避けることもできます。孤独になりがちなテレアポの仕事ですが、情報共有や励まし合いができれば一体感も生まれます(詳しくは次章で成功事例共有のメリットを述べます)。

以上、アポ率向上のための様々なコツを紹介しました。全てを一度に実践するのは難しいかもしれませんが、ぜひできることから少しずつ取り入れてみてください。テレアポは数字がシビアで落ち込むことも多いですが、裏を返せば工夫した分だけ数字に表れやすい仕事でもあります。今日がダメでも明日挽回するつもりで、粘り強く改善を続ければ必ず成果はついてきます。あなたの頑張りはきっと報われるはずです。「自分だけがダメなんじゃない」と思い詰めず、仲間と知恵を出し合いながらアポ率アップを目指していきましょう!

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